Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

義によってなんて言葉がてめえらの仲間にあるもんか。花和尚の魯智深を知らねえな」

「さては、過ぐる年、大相国寺の菜園から都の内を騒がせたあのずくにゅう坊主か」

「泣く子も黙る花和尚に、こけ脅しなんざ片腹いたい。足もとの明るいうちに、退がれ退がれッ」

「うごくな。そこを」

だッ――と馬を馳け合すやいな、双鞭の唸り、風を切る禅杖、さながら波間の魚紋そのまま、凄まじさといったらない。

ついに勝負は果てなく、どっちからともなく、銅鑼が鳴り、両勢一せいに入りみだれ、やがてまた、さッと両陣とも引き分かれた。

「和尚。こんどは拙者に代わらせてくれ」

買って出たのは、青面獣楊志である。

楊志は、いわゆる“虎体狼腰”といった体質。しかも大太刀の名人だ。

ところが、この楊志ですらも、呼延灼の双鞭の秘術には敵の一髪も斬ることはできなかった。

双方、りんりの汗と炎の息の間に、時を費やすのみで、ついに勝負の決を見ず、ふたたび引鉦のうちに陣を遠くへ退き、さて、つくづく、花和尚と共に、舌を巻いた。

「世間はひろい。なンてまア強い野郎もいるもんだろう」

「まさか、おれたちの腕にヤキが廻ったわけでもあるめえにな」