Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

李俊、張順、楊春たちである。船上に躍り込むやいな、二人の警固を川へ取ッて投げた。為に、飛沫は船上をぱッと濡らした。

「あっ、ひかえろ。李俊も張順も、大臣閣下をおびやかすではない」

宋江が、せつなに、こっちの舳で叱ると、その二人はまた、身を逆さまに、どぶんッ……と沈んで行ったものである。なにしろ“揚子江ノ三覇”といわれた河童たちのこと。自分で投げ込んだ水中の人間を手玉にとり、水をゆくこと平地のように、やがてひらりともとの船へ上がって来た――。これを見ていた宿大臣はいうまでもなく、官人すべて、ぞうッと、肌をそそけだてた。

衣冠が燿く世界でなければ、衣冠や栄位も、一個の木ノ実、一枝の草花にも値しない。

宿大臣閣下は、供奉の随員、宮廷武官、小者など、あわせて六、七十名と共に、ごッそり、少華山の人質となってしまい、意気も銷沈、粥も水も、喉に通らぬほどな悄ゲかただった。

「大臣、――ここへ来ては、もうご観念のほかありますまい。おいのちは保証する。まあ数日は、ゆるりと、ご静養のおつもりになって」

「宋江とやら。なぶるのも程にしてくれ。たとえ命があったところで、どう朝廷へ、こんな始末を提げてもどれようか」