Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
そして念のため、戴宗を曾頭市にやって、虚実をしらべさせてみると段のことばにいささかの嘘もなかった。
のみならず、その曾頭市では今、子供の間に、こんな童謡が流行っており、居酒屋でさえもよく囃しているのを聞くという。
曾家の鈴が鳴りだせば
影をひそめる魔魅や鬼
梁山泊など一トならし
都送りの鉄ぐるま
晁蓋とらえて抛りこみ
宋江ひねッて生捕りに
そウれ出て来い
智多星(呉用)来い
あとの小粒はふみつぶす
戴宗はなお、つけ加えて、一同へ告げた。
「――曾家の当主は、もと金国の人間ですが、これは老いぼれていて、問題ではありません。が、油断ならぬことには――総領の曾塗、二男の曾密、三男の曾索、四男の曾魁、五男の曾昇――これらがみな、なかなかの者でして、将来の栄達を誓い合い、いつかは梁山泊を攻めつぶし、その功をもって、朝廷のご嘉賞を得んものとしていることです。ですから武器、戦車、囚人車など、武庫のうちに山と蓄えておることからみても、たえず虎視眈々と、わが水滸の要害を窺っているものとしか思われませぬ」
一同は大いに驚いた。
そればかりではない。――戴宗の言によれば、ほかに史文恭という兵法家、蘇定という武術の師範まで召抱えて、曾頭市四千戸の街そのものが、いつでも曾家の濠を中心に、全市一つの要塞化となるような組織にもなっているとのことだった。