Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
数珠つなぎの人と馬とそして貨車とを追い立てていたのは、挿翅虎の雷横であり、また美髯公の朱同であった。
二人とも、盧を目前に見ると、呵々と大笑して。
「御用か。御用とあれば、もっけの幸い。この車にお召しあっては如何なもので」
「だまれっ。罪もない召使や雇い人夫。そこへおいて去れ。去らぬとあらば」
「どうなさる?」
「かッ」
と、盧は心火を燃やした。理のほかだ。力で見せ、血で物を解らせるしか、意志のとどく相手ではないと思った。だからこの一刹那からの彼のまさに名にしおう河北の三絶(傑物ノコト)玉麒麟その者の本相だった。日ごろ秘していた武芸と剛胆とをその姿に極限まで描いて雷横、朱同の二人を相手に火花をちらした。――といっても、それはまたつかの間で、彼はいつか当面の敵も手下の群れも見失い、どこか高い所でする簫、絃、鉄笛、板(一種のカスタネット)などの奇妙な楽奏の音に、はっと耳を醒まされていた。
気がついてみれば、自分はせまい一渓路に立っており、渓流をへだてた彼方、硯の如き絶壁の中層には、紅羅の金襴傘を中心に、一座百人以上な人影が立ちならんでいて、上には、
替天行道