Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
「盗賊の道をか! くそでもくらえ」
「仰っしゃったな。花栄、客人はまだお目が醒めぬらしい。一ト矢、ご馳走申せ」
そばにいた小李広の花栄は、これを聞くと、手馴れの弓に矢をつがえて、はッしと放った。花栄の神技、狙いはあやまたず、盧俊儀がかぶっていた羅紗笠の緋纓をブンと射切った。
これには盧も大いに驚いて、足は無意識に逃げ走っていた。すると突如、山が震い鳴った。鼓声、鬨の声である。――そしてなお逃げまどう先々の途でも、豹子頭の林冲、霹靂火の秦明、金鎗手の徐寧などが入りかわり立ちかわり、彼のまえに立ちあらわれて「見参っ」と叫び、また「ご挨拶――」と呼びかけ、各自が一芸一芸の武技をもって彼をさんざんに悩ませた。どうも、ひどいご挨拶もあったもの。
とまれ、いつか彼は渺たる水と芦のほとりへ出ていた。それや水滸の泊に近い鴨嘴灘とは知るよしもない。微かな星、ほのかな月、小道をかきわけ掻きわけ、茫と、いちめんな芦の花に行き暮れていると、
「旅の衆。道に迷ったのかね」
と、一そうの小舟の櫓音、そして、小舟の上からその漁師がなおもいう。
「……迷ったものなら仕方ねえが、なんだってこんな所にぼんやりしていなさるのかい。