Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
わしたちですら、露命をつなぎかねているのじゃ。そんな大声だしているとご僧の身の皮も剥がれちまうぞよ。さ、早く立ち退きなされ」
「ていよく追っ払おうというのか。それとも誰かに気がねしてそういうのか」
「ここには、崔道成という悪僧と、丘小一という行者の悪いのが、わがもの顔に住んでおる。……わしらはその二人に寺を奪われて、やっと粟粥をすすって生きているばかりなのじゃ」
「ふウむ。崔と丘。そんなものが恐ろしいのか。とにかく、もうすこし話をきかせてくれ。その代りあっちで粟粥を一杯ご馳走になるぜ」
庫裡へ廻ってみると、まるで隠亡窯みたいな赤い火を薄暗い中に囲んで、ここにも骸骨みたいな痩せ法師が、がつがつ粥を喰べあっているところだった。
智深が鍋へ手を出したので、彼らは隅へ竦んでしまった。そして智深が二、三杯もすすりかけると、恨めしそうに、ぽろぽろ涙をこぼしては見つめている。いかな智深も、これでは喉に通らない。腹は減っていたが、いまいましげに、中途で欠け碗をほうりだした。
――と、外の方で、田舎唄だが、粋な声がふと聞えた。見ると、行者ていの若い男が、天秤で一荷の荷をかついで通った。