Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

すべてその才徳は大器というもの。あなたを措いて誰がここの上座にすわる者がありましょうか」

「ああ、迷惑です。ご過賞に過ぎる」

「いや、ここの者どもも、生涯このままではいられません。いずれ時あればおかみに帰順して、世に功業を捧げねばならぬ。罪ほろぼしの善を地に植え、時により官爵を帯ぶる身となるやも知れぬ。だが私はすでに分にあらずとかたく腹はきめているのです。どうか山寨一同の願いを入れて、いまはおききとどけ下されたい」

しかし、盧はついに、椅子を降りて、身を下に置いてしまった。

「どのように仰っしゃられても、それだけはお受けできません。死すともできません」

あとは座中、私語騒然と、思い思いな声や囁きになってしまった。

要するに、ほとんどの者の本心は、やはり宋江に主席となっていて貰いたいのだった。軍師呉用からしてそうらしい色に見える。人情、心服、信頼感、そして盧よりも古い一つ釜の飯。どうにも理屈ではなかったのである。

これはいけないと見たか、宋江がここに一案を提出してみなに諮った。

「このうえは、天意に訊いてみようではないか。あくまで盧大員を主座に仰ぐべきか、不肖、どうしても私がよいのか」