Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

「ここは東華門のそと、すぐこの中はもう宮城のお苑でしょう」

「なにしろ、人に酔ったよ。田舎者はな」

「あそこに、静かそうな酒楼がみえる。ひとつ昼寝でもなさいますか」

二人はそこへ上がったが、欄干から往来をながめていると、内裏へ入って行く宮内府の役人がしきりに目につく。――みな頭巾や冠のはしにこの日は“翠葉花”という簪を挿していたからである。

「オッ、燕青。いいことを思いついた」

「なんですか」

「耳をかせ。……どうだ。……この一案は?」

「なるほど。ひとつ、やってみましょう」

燕青は、なにか、のみ込み顔をして、往来へ出て行った。そして、東華門へかかる一人の役人をよびとめて、いと丁寧に。

「これは、張先生でいらっしゃいますか」

相手は、怪訝な顔をして。

「何をいう。わしは王だが」

「あ、失礼を。そうそう王先生と申されました。じつは私の主人がそこの酒楼でお待ち申しておりまする。さ、どうぞこちらへ」

「これこれ、お下僕。いったいそのお方とは誰なのだ」

「お目にかかればお分りでございましょう。とにかく、たいそう旧い時分のお友達だったそうで」

一方、こなたの柴進は、酒肴をととのえ、簾を垂れてとりすましていたが、そこへ燕青が連れて来た一官人を見ると、