Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
大雪の重さはあるし、やつは、屋根裏の梁に圧されて、寝たまんまのお陀仏となったに相違ありません。林冲にとれば、まあいい往生でさあね」
「いやいや、それだけではまだ、完全とは思われんので、われわれ両名が、ここへ来がけに、あの潰れた屋根へ、さらに松明十本ばかり投げ捨ててきたのでござる。これならばもう万に一つも彼奴の生きのびるおそれはない」
「さすが管営。ご念の入ったことだ」
ほめそやしている陸謙の声はつづいて。
「――これで、身どもも主家の使命を見事仕遂げ、面目をもって都へ帰ることができる。いずれ帰府のうえは、高家より足下たちへご褒美の沙汰もあろうが、では、これで」
「はや、お立ち帰りで」
「むむ、人目については、相互のためによくないからな。旅舎へ戻って、早暁に出立しよう。富安、まいろうか」
別れ去ろうとする刹那。――林冲は、内から廟の扉を蹴開いて、
「待てっ、下種ども!」
いきなりまず、手近にあった差撥を短槍の先に引ッかけて、びゅっと、黒い血しぶきとともに刎ね飛ばした。
「や、や、や。なんじは?」
「腰が抜けたか。林冲はここにいる」
「ぎゃっ。た、たすけろ。助けてくれ」