Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

……もとより、文字はない男たちだが、その義心と武には、わしも見込んでいた者だ。会わぬこともう両三年になるが、よも、わしのことは忘れてはおるまい」

「ああ、阮の三兄弟でしたら、薄々、噂には聞いていました。石碣村といやあ、わずか二日道、使いをやって、ひとつこれへ呼んでみましょうか」

「来るものか、あの兄弟たちが。この呉用が出向いて、相談をもちかけても、よほど三寸不爛のこの舌で口説かぬことには」

「なるほど。それほどな男とあれば、なお頼もしい。先生、お出かけくださいますか」

「行ってもよい。……が、学童らの授業休みの貼り紙に、もいちど、日延べを書いて来ねばならぬ」

「今夜立っても、明後日の午には着きます。その前に、赤馬も加えて、一杯さしあげたいし、その上でのご出立でも」

「おおそうしよう。さてさて、人生の朝暮、なにが起るか知れんものだな」

彼は一度、童塾へ帰って行き、夕方からまた見えた。そのときは、赤馬の劉唐も同席し、詳しい話は、もうあるじの晁蓋から聞いている容子だった。

三人は、二更の頃まで、飲んでいた。――時々、声がひそまるのは、密議らしい。北京から東京への道すじを、例の時価十万貫の生辰綱(誕生祝いの荷梱)が行くとすれば、その通路は、どの辺に当るか? 去年と道すじを変えるか否か?