Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
というなア、七人のうちでも、どうやら頭だった無口な男に、見覚えがあったんでさ。ちょっと思い出せなかったが、寝てからよくよく考えてみると、もう数年も前に、やくざ仲間の者に連れられて、頼って行った先がある。――なんと、その時ちらと見た、そこの主人にちげえねえ。城県は東渓村の大名主、たしか晁蓋という男でさあね」
「ふウむ、そして」
「はてな。夕方、なんと宿帳につけたかしらと、翌朝、念入りに調べてみると、七人みんなが、どれも李姓だ。李春、李長、李達、李周といったあんばいに。……それで国もとも濠州の同村、行く先は東京、商売は棗売り。つまり東京へ売り捌きに行くとある。……おかしいなあ、名主が交じって、とは思ったが、その朝はまア、ご機嫌ようと見送ったのさ。そして一日たった次の日だ、やくざの仲間が誘いにきて、行かねえかッてんで、ふところは淋しいが、村のばくち場を覗きにいき、夜になったら、取られたやつと二人で、ぼんやり帰ってくると、村の三ツ叉道を、妙な野郎が、二つの空桶を担いで素っ飛んできやがった」
「なるほど」
「連れの男が、オヤ今のは白日鼠の白勝らしい。おういっ白兄哥って、呼んだけれど、返事もしなけりゃあ、振返りもせず消えちまった。