Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
その間に、晁蓋が小声で、呉用の耳へささやいた。
「どうでしょう、この午餐会は」
「何事か、起らずにいまいな。……おそらくは林冲が、くち火を切るに違いない」
「そしたら、黙って見ていますか」
「やれば、やらせておく。もし王倫と林冲の二人の舌火が、あやふやな妥協にでも終りかけたら、この呉用が横ヤリを入れ、三寸不爛の舌さきで、二人の舌戦を煽り立てる。見てござらッしゃい」
「それやおもしろい」
晁蓋もいまはすっかりその気になった。そこで呉用は、他の面々へも、言いふくめた。
「……いよいよの土壇場いざとなったら、この呉用が、左の手で、こう髯をひねる。……と見たら、おのおのは一せいに、隠し持った短剣でな。……よろしいか、髯が合図でおざるぞ」
客舎を出ると、宋万が騎馬で迎えに来るのに会った。七台の山輿を舁いだ山寨の手下が、七名の客を乗せて、山ぞいを蜿り、峰道を越え、やがて南山の一亭へと運んで来た。
閣は水に臨み、欄は外洋の眺めまでを入れ、風光なんとも絶佳である。
主客の列は、左右に椅子を並べて分れた。捲き掲げた珠簾の下から、後亭の池園を見れば、蓮葉のゆらぎ、芙蓉の色香、ここも山寨の内かと怪しまれるほどである。