Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
武松は日を措いて、隣近所の衆を茶菓で招き、また、嫂の金蓮には、緞子の反物をみやげに贈った。――和気藹々たる四、五日だった。
さて、おちつけば、武大は毎日、荷担をかついで例の饅頭売りに出かけ、武松もきちんきちんと県役署へ出勤して行く。……だがしがない饅頭売りのほうはどうしても朝は早いし帰りは晩い。自然、狭い家には金蓮と武松のただ二人だけの時がまま多かった。
潘金蓮は、めッきり綺麗になりだした。
女の中の秘密が醸されて色となり美となって女の熟れをみせてくる生理には何か凄いものがある。朝夕の化粧や身飾りもそれを研いているが、皮膚そのものの下にいつも仄かな情炎の血を灯し、絖やかな凝脂は常にねっとりとその白い肌目からも毛穴からも男をそそる美味のような女香をたえず発散する。
「……あ、嫂さん。毎朝、顔を洗うのにお湯などはいりませんよ。こっちは兵隊だ、下宿人だ。打っちゃッといて下さい」
「だって、せっかくお汲みしたのに、二郎さんてば」
「その親切は、どうか兄さんにしてやって下さいよ」
「良人にだってしてるじゃないの。さ、食事がすんだらお茶を一盞上がって」
「こうどうもな世話をかけちゃあ……。