Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
王婆は彼女に手をかして、半死半生の武大の手を取り足をとり、隣の金蓮の家の二階へ運び上げた。武大は苦しげに、何か黄いろい物を口から吐き、夜どおし囈言を口走っていた。
まずは、武大もそんな程度と聞くと、西門慶は大胆にも、たった二日ほど措いただけで、またぞろ隣家へ来ては金蓮に呼びをかける。金蓮もまた、世帯臭いものを消して、娼婦のごとく隣へ辷りこんで行く。――あとの暗い北窓には枕をつけたままの武大が、口の渇きにも、白湯一つままにはならず、身を起そうにも、肋骨が痛んで身動きもできない有様。そして、ようやく近所の灯とともに金蓮が帰って来れば、あきらかに淫らな紅や白粉の疲れを見せているのだった。武大はいくたびとなく、歯がみして「畜生、畜生」と男泣きの涙にただれた。時には、悶絶して、黒い唇を噛みふるわせ、
「……見てろ。いまに見てやがれ。おらあ死んでも、いまに旅の弟が帰って来るから。ああ息のあるうち、武二郎(武松)よ、帰って来てくれ。このかたきをとってくれ……」
力なく、暗い天井へ向って、独り叫んでやまない時などある。
金蓮から、これを聞くと、西門慶も色をなして、