Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

「劉高も捕えたでしょう。這奴をここへお連れ下さらんか」

というと、賊のかしらたちは、事もなげに笑って言った。

「その劉高は、とうにあの世の亡者です。連れて来るには十万億土まで呼びに行かなければなりません」

「や、もう斬ってしまったのか。やれやれ、無造作な」

「でも先生。あんな野郎は、なにもそう惜しがることアございますまいに。……それよりは今度こそ、劉高が持っていたあの女を、この王矮虎に授けておくんなさるでしょうね」

「まだあんな執着を捨て切れねえでいやがる。なんて鼻の下の長い奴だろう」

矮虎の顔を指して、一同はどっと笑った。

あくる日になると、物見の報が入った。――先に黄信が劉高の手に乗って宋江と花栄を檻車に封じたことも、また何から何まですべての予察は、みな彼ら特有なこの“飛耳張目”の探りによっていたのである。

「黄信が鎮台兵を召集している!」

するとまた、翌々日には。

「いやそれよりも、青州一の兵馬総監、霹靂火の秦明が、兵五百騎でやって来る!」

つづいては、同日の晩から翌朝にかけ。

「一路、青州街道からここの北麓の下へ近づくらしい」

「すでに七十里先に見えた」