Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
――それには、祝いの籠の品々たしかに受領とみえ、さらに末文には、
――妖人宋江は、国賊のこと、朝廟の大法に照らし、天下ご直裁の例に倣うとの仰せである、すなわち、檻車に乗せ、使軍に護らせ、すみやかに都門へ押送するように。
なおまた。そこもとはいうまでもなく、黄文炳なる者の功も、奏聞に入ってあれば、他日かならず、恩賞ならびに、栄の叙任もあらむ。
と、細々あった。
折ふし取次の者から、黄文炳が見えましたという。ここ連日、黄は日参のかたちなのである。蔡は彼の顔を見るとさっそく言った。
「文炳、よろこんでいいぞ。まもなくそちは栄職につける」
「ほほう。これはまた、夢のような仰せを」
「嘘と思うのか。戴院長が帰って来て、父ぎみの返書をもたらしたのだ、その結果だ」
「や。もう帰りましたので」
「そちの功も、天子に奏上、不日、恩命あらんとある」
「して、宋江の処刑は」
「いそぎ都へさしのぼせとのご下命だわ、まあ、これを見い。ほかならぬきさまのこと、きさまだけには見せてつかわす」
「はっ、これはもったいない」
黄は、うやうやしげに押しいただき、蔡大臣の返翰を読み初めていたが、鋭い目が、やがて再三、再四と、その小首をかしげさせ、ついに思いきった風でいった。