Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
「たのむ。そしてまた、望みとあれば、拙者が君を梁山泊へ連れて行ってやる」
「そう願えれば大倖せです。ですが戴院長、かなしいかな、てまえは神行法の術も呪文も存じませんが」
「心配するな。拙者について、こうして行けば、自然に身も心も軽く、一日八百里の飛走ぐらいは何でもない」
戴宗は、彼にも呪符を持たせて、大きく腹中の気を空へぷっと吐くやいな、楊林の腕を拱んで飛走しだした。楊林は驚いた。馳けているとも、喘いでいるとも思えないのに、道も草木も急流のごとく、後ろへ後ろへと去って行く。そして肩が切る涼風、面にあたる爽気、なんとも堪らない快感だった。
山上は照り、山下は雨らしい。
そして濛々と白い蒸雲のたち繞る千山万水。大陸の道は、その中を羊腸と果てなくうねッているが、村里人煙は、それを見ぬこと、二日であった。
「戴院長。あれが有名な飲馬川です」
「おお、絶景だな」
「ひとつ訪ねてみましょうか」
「どこを」
「こんな絶景の中ですが、裴宣、飛、孟康といって薊州きっての三賊長が住んでいます。昔、てまえも知っていた仲で、三人三様、みなひとかどの男ですし、それにひょっとしたら、公孫先生の消息もそこで聞けるかもしれません」