Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
「どうもいたしはしませんのにさ」
「だからよ。もう師兄さんていうひとは」
「ア、いた」
「食いころしてやりたい。わかっているくせに。ええもう、わたしを焦らして。離さない。離さない。もうどんなになっても」
「いいんですか」
「なにが」
「ご主人の楊雄さんにさ」
「そんなこと、なんでいうの」
「それにあの、なんといいましたっけ。そうそう、石秀とかいう眼の恐い男もいるでしょ」
「あんなやつ。……ああわかった。あなたは恐いのね。恐くなったから、逃げ口上を仰しゃるのね」
「憎い?」
「そのまあ平気なお顔。悪魔。白い悪魔みたい」
「いま知ったんですか、この如海を。私は色魔なんですよ。ほんとの私という者はね。だから自分が恐ろしいのだ。それでもいい? ……。それでも」
「知らない」
ついと、顔を横にする。翡翠の耳環が充血した頸で小さく揺れ、その眦のものは、喜悦を待ち焦れる感涙に濡れ光り、一種の恐怖と甘い涙の滴りが、グッショリと、もみあげの毛まで濡らしている。
如海はおもむろに女の羞恥をとりのけていった。巧雲の肌は、そのまさぐりに絶えきれず、いくたびも白雪の乳房をのけぞらしては頸椎骨を前へ折り曲げ、そして唇を求めるらしい喘ぎをみせた。