Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

執念ぶかく魯達の大腰にしがみついて離れない。

「ええい街のダニめ。よくも憐れな歌唱いの父娘を、骨の髄までしゃぶりやがったな。この味はその利息だ」

振りほどいて突き上げた鉄拳は、鄭の顎を砕いたとみえ、仰向けにぶったおれた顔は血を噴いて、完全に伸びてしまったようすである。

「ざまア見さらせ」と、魯達はなおも彼の胸いたを踏ンづけて見得を切ったが、鄭の反抗はそれきりだった。ひょいと見ると、片眼は眼窩から流れ出し、歯は舌を噛んでいる。「……しまった、こいつはいけねえ、死んじまった」

魯達は、ちょっと後悔の色を見せた。そしてすぐ見物の群れを割って去りかけたが、一顧するや、わざと後ろへこんな捨て言葉を抛った。

「ち。口ほどもねえ空つかいめ。くたばった振りなどしやがって」

――状元橋を渡るやいな、彼の歩速はだんだん早くなっていた。「つい、大変なことをしてしまった。人民の安寧を守る提轄が、人民を撲り殺した。こいつは、ただですむはずはない」と、心中の自責に追ッかけられている風だ。

彼は、自分の下宿へ帰るやいな、そそくさと持ち物や小費銀をふところにし、その月の下宿代だけを部屋に残して、ぷいとどこへやら飛びだした。