Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
欒廷玉は、その新手をひきいて、秦明の前に立ちふさがった。そしてさんざん戦い疲らせたあげく、偽って、逃げ出した。そこに埋伏の計があるとも知らず、秦明は騎虎の勢いのまま追っかけて行き、草むらの落し穴へ馬もろとも顛落した。伏兵がいたのである。
そればかりか、飛も同じ計にかかった。
※(「登+おおざと」、第3水準1-92-80)飛は、一丈青の部下を蹴ちらしていたのだが、ひょいと振向いたせつな、
「ああ、秦明が?」
と、戦友が陥ち入ったらしい危難の姿に、われを忘れてそこへ飛んで行ったものである。いわばわれからかかッた罠のようなもので、近づくやいな“馬縛めの縄”と呼ぶ陥穽に引ッかかって、たちまち伏兵の好餌になってしまったのだった。かさねがさねというほかはない。
一方、欧鵬と馬麟とは、
「これはそも、人か天女の怪か」
と、なおまだ、女の一丈青ひとりを、男ふたりして、もてあましていた。
ただ強いといっただけでは言い足りない。身の迅さは浪をかすめる燕のようである。また、白雪の屑がひらめく風と戦っているようなものだ。そしてうかとすればすぐ繊手の二刀が斬りこんでくる。息もできぬほど、みぎ、ひだり、と斬りきざんで来る。