Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans
「と思ったら、罠弓を外しゃあがって、お庭つづきの地内へころげ落ちてしまったわけでさ。おそれいりますが、裏庭を通していただき、ご地内を探させて貰えませんでしょうか」
「何かとおもったらおやすいことだよ。いいとも、いいともよ! だがの解の兄弟、まだ外は暗い、そこでお茶でものんで話していなよ」
「でも、ごやっかいの上に、お世話をかけては」
「なんの、わしも一緒に行ってみたいし、朝茶は何を措いてもだ。まあお待ち」
これが案外に悠長だった。やっと毛旦那が荘丁に鍵を持たせて、裏庭の木戸へ出て来たときは、はや嶺の端に、朝陽が出ていた。
「旦那、めったにここは開けたことがないので、錠前が錆付いていて開きはしませんぜ」
荘丁の声を聞くと、毛旦那は言った。
「なに開かない。開かなかったら金鎚を持ってきて叩きこわして入るがいい」
そうして入って、裏山じゅうを探してみたが、どうしたか、虎はどこにも見あたらなかった。
牢番役の鉄叫子の楽和、おばさん飲屋を訪ねてゆく事
おかしい? と解珍、解宝の兄弟はともに首をかしげ合う。しかし毛旦那が住む屋敷地域の裏山一帯、これ以上は歩き探す余地もなかった。