Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lisez 新・水滸伝 (しん・すいこでん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 684 899 caractères · 1374 écrans

Aozora Bunko

かつて見た不思議な夢告と、そのとき授けられた天書を播いてから彼はこの梁山泊中の奇異なる生命のよりあつまりを、不可思議、かくのごときものかと、おぼろに信じだしていた。

山も酔い、波も歌い、馬や羊や家鴨までも踊り出しそうな“遊びの日”が、一日ここの泊内を世間知らずな楽天地にした。

李応を迎えたよろこびと、十二名の新入りとを、山寨中へご披露におよんだためである。かつは祝家荘から移してきた大量な分捕り物の豊年祝いという意味もなくはない。

新入り十二人とは誰々か。

李応は別格とし。まず孫立、孫新、それから解珍、解宝、鄒淵、鄒潤、杜興、楽和、時遷。また女人では一丈青の扈三娘、おばさん飲屋のおかみ※大虫、楽和の叔母にあたる孫立の妻。以上である。

これらの新顔を入れた大宴の席で、宋江がふと言い出した。

「どうでしょう。この吉日に、私は一組の新郎新婦を立てて、その媒酌人をつとめたいと思うのですが」

「えっ、誰と誰で?」

満座は色めいた。とかく色香のとぼしい泊内では、これは時なら花見にひとしい。

「花嫁は一丈青の扈三娘です。そして花聟は」

しんとなった。どこからともなく、熱い男臭い、溜息の波がつたわる。