Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

めいじせそうひゃくわ

明治世相百話

山本 笑月

Lisez 明治世相百話 (めいじせそうひゃくわ) de 山本 笑月 (やまもとしょうげつ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 128 862 caractères · 251 écrans

Aozora Bunko

ともかくも広い東京に、大小二十校内外で済んでいたのが二十年頃まで。

当時の中学では制服や制帽は有名無実で、大抵はカスリや田舎縞の着物に小倉の袴、帽子も思い思い、朴歯の下駄や竹の皮の安草履を突っ掛け、汚れた風呂敷へ教科書や弁当箱を包んで、首っ玉へ巻き付け、乗物がないから一里二里の遠方からも毎日てくで往復、雨天など誰も彼も背中までハネを上げて教場の机も腰掛けも泥だらけ、足に修業が積んでいるので別段苦にもせず平気で通学、たまたま人力車で登校する坊ちゃんがあると、ヤーイ意気地なしとわいわい囃す。

漢学と違って英語の字書には困った。有名な薩摩辞書など高価でとても買えぬ。仕方なしに開拓使板という横本和紙刷の辞書、厚さ大福帳の如きものが当時二円五十銭、わざわざ日本橋の須原屋へ行って買ってきたが、後には友達どもが鼻紙に使ってしまった。教科書は最初がウィルソンの第一読本、「猿が手を持つ、蟻がスネを持つ」という文句で有名、間もなくナショナル読本が来て舶来だから美しいのに目を丸くした。

体操とくると振るっている。もちろん初期のことで服装もそのまま両袖を結んだり、襷をかけたり、中には両肌脱ぎのシャツ一枚、不体裁お構いなし、柔軟体操からダンベル(亜鈴)、球竿、クラブ(徳利形の木製具)など相当重い奴を大汗になって振り回す、嫌々ながら