Classiques japonais avec furigana
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めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
Lisez 明治世相百話 (めいじせそうひゃくわ) de 山本 笑月 (やまもとしょうげつ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 128 862 caractères · 251 écrans
風雅界の新年摺物
という肉筆のものがあって、私はその写真を持っているが、お上品なものである。
また具足のつけ方を五十余図に説明した文化ごろの「具足着用順次双六」なんてものがあり、「鎗銃点放号令双六」「調練双六」なんて幕末の勇ましい双六もある。
豆双六というのは懐中用で、二、三寸に三、四寸という大きさで、これにもいろいろとある。
明治十九年版の「新双六淑女鑑」というのは、小林清親の筆で、署名はしてないが坪内逍遥博士の案で、私がその出版人である。
弘化二年版の「新製がん双六」というのは、オランダ双六といわれていて、雁を描き、四隅に紅毛の男女が描いてあるが、海外のものの翻案であろうと思われる。
以上、ごく簡単に双六の概念を話したが、双六は微々たる遊戯の具に過ぎないが、時代を反映して風俗、流行、文芸、娯楽その他の研究資料となり、浮世絵の傍系として、美術品としての価値を具えており、双六そのものの実質についても十分検討されていいと思っている。
(昭和八年一月)
風雅界の新年摺物
宗匠や画伯が得意の試筆
新年の摺物、例えば俳諧師の三節、謡曲家の勅題小謡、画家の試筆、和歌狂歌の祝詠摺物など、近年はほとんど葉書の賀状に奪われたが、明治時代はもっぱら特別の摺物として知己へ配ったものだ。