Classiques japonais avec furigana
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めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
Lisez 明治世相百話 (めいじせそうひゃくわ) de 山本 笑月 (やまもとしょうげつ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 128 862 caractères · 251 écrans
その頃の中学校
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そこで街の灯だが、これは明治八年初めて京橋から万世橋、常盤橋から浅草橋の大通りへ点灯、鋳鉄の柱に角形の瓦斯灯がぱっと明るく、行人の眼を驚かし、つづいて銀座や上野方面にも延長されたが、夕方になると点火夫が竹竿の先に口火のついたのを肩にして、忙しげに駆け歩き、一つ一つ点火して回るのだから骨が折れる。その後、花ガスと称して装飾兼用の広告灯が新富座や銀座あたりへ現われ、街の灯は一段華やか。
軒灯もそばや式の行灯時代が去って、十五、六年頃から角形の軒ランプ、二十年頃、柳原に点灯会社ができて市中各戸の点灯を一手に請負い、場末までも行きわたって大路小路は軒並みの角形ランプ、おかげで横町の溝へも落ちず、夜のちまたも往来安全、これもまた会社の人夫が脚榻を担いで一軒一軒点火して回ったが、二十八、九年頃には電灯の世界となって、ガスやランプの街の灯は早くも退却。
その頃の中学校
無邪気な学生気質
大学が東京に一つという明治の初期には中学の数も尠なかった。三田の慶応幼稚舎、小石川の同人社、淡路町の共立学校、駿河台の大成学舎などが、主なるもの、本郷元町の進文学舎などは今その名を知る人もない。