Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんけいかさねがふち

真景累ヶ淵

三遊亭 円朝

Lisez 真景累ヶ淵 (しんけいかさねがふち) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 214 332 caractères · 426 écrans

Aozora Bunko

新「おゝ/\お賤さん/\明けてお呉れ/\」

賤「誰だえ」

新「己らだよ」

賤「ア新吉さんかえ、能く帰って来てお呉れだねえ、案じていたよさアお這入り」

新「アヽびしょ濡だ、何か斯う単物か何か着てえもんだ」

賤「袷と単物と重ねて置いたよ、さア是をお着、旨く行ったかえ」

新「すっぱり行った」

賤「私の云った通り後から石を投ったのかえ」

新「投った/\、気が付いたから後から石を二つばかり投った、あれが頭へ当りゃア直に阿陀仏だ」

賤「いゝね、今脊中を拭くから一服おしよ、熱い湯で拭く方が好いから」

と銅盥へ湯を汲んで新吉の脊中を拭いてやり、

賤「袷におなり」

新「大きにさば/\した」

と其のうち此方へ膳を持って来て酒の燗を付け、月を見ながら一猪口始めて、

賤「もう是で二人とも怖い者はないよ」

新「何うも実に旨え事を考えて、一寸彼奴も気が付かねえが、藤蔓に伝わって下りろといった時に、手前の智慧じゃアねえ様だといった時、胸がどきりとしたが、真逆さまになって落る上から側に在った石をごろ/\、あの石で頭を打破ったに違えねえが、彼奴は悪党の罰だ。己が悪党の癖に」