Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんしゅうてんまきょう

神州天馬侠

吉川 英治

Lisez 神州天馬侠 (しんしゅうてんまきょう) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 511 765 caractères · 1011 écrans

Aozora Bunko

「竹童、みごと」

矢にもおどろいたし、褒め声にもおどろいた竹童、龍太郎と小文治のすがたを見つけて、

「木隠さま。大人のくせに、よくないいたずらをなさいますね」

と、ニッコリ笑った。

「いや竹童、いまのは木隠どののわるさではない。むこうにいる山県氏の見そこないだから、まあかんにんしてやるがよい」

小文治がいいわけしていると、蔦之助も遠くから、このようすを見てかけてきた。そして、今為朝ともいわれたじぶんの矢を、つかみとるとは、末おそろしい子だという。

けれど当の竹童には、末おそろしくもなんにもない。こんな鍛練は、果心居士のそばにおれば、のべつ幕なしにためされている「いろは」のいの字だ。

「ときに龍太郎さま、なによりまっ先に、うかがいたいのは、伊那丸さまのお身の上、どうか、その後のようすをくわしく聞かしてくださいまし」

「ウム、当夜若君の孤軍は、いちどは重囲におちいられたが、折もよし、人穴城の殿堂から、にわかに猛火を発したので、さすがの呂宋兵衛も、間道から逃げおちて、のこるものは阿鼻叫喚の落城となった。どうじに三河勢も浜松より急命がくだって総退軍。そのため、味方の勝利と一変したのだ」