Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Leggi おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 194.415 caratteri · 391 schermate

Aozora Bunko

」

「まちがいない。それにぼくは、ずっと大戸を見つづけていた。一度もひらかなかった。」

じつにふしぎです。まったく出口のないところから、あの大きな怪物がきえてしまったのです。R星人は、地球ではわからない魔法をこころえているのでしょうか。

「やっぱりそうだ。推古仏がなくなっている。」

古山博士が、やっとそれに気がついたように、大きな声をだしました。

「えっ、それはどこにあったのです。」

「あの棚のあいているところです。あそこにおいてあったのです。」

「じゃあ、怪物は宝物といっしょにきえてしまったのですね。」

それからまた、ながい時間、書庫の中をしらべました。窓の鉄ごうしをゆさぶってみたり、床やてんじょうに、秘密の出口ができているのではないかと、たたきまわったり、本棚の本を、ぜんぶ、ぬきだしてしらべたり、もうこれ以上しらべようがないほどしらべましたが、どこにもあやしいところはないのです。

「完全な密室だな。」

「うん、だが、地球の人間には密室だが、星の怪物には密室でないかもしれない。われわれの知恵ではわからない、ぬけだしかたがあるのかもしれない。」

「もしそうだとすれば、こいつはてごわいぞ。