Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Leggi おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 194.415 caratteri · 391 schermate

Aozora Bunko

少年のひとりが、さけびました。

「ワハハハハ……、おめえら、たまげただか。日本の山にトラがいるわけはねえ。おらがトラにばけて、ちょっくら、おめえらを、おどかしてくれただあ。」

やっぱり、あの山小屋の猟師のじいさんでした。それにしても、じいさんは、こんなりっぱなトラの皮を、どこから手にいれたのでしょう。また、いったい、なんのために、金のトラなんかにばけたのでしょう。

「エヘヘヘヘ……、いまに、びっくらすることが、おこるだぞ。」

じいさんは、うすきみわるく笑いました。

山小屋のじいさんは、かぶっていたトラの皮を、すっかり、ぬぎすててしまいました。少年たちが、あっとおどろいていると、こんどは、もっとふしぎなことがおこったのです。

じいさんは、むこうをむいて、なにかやっていましたが、クルッと、こちらにむきかえったときには、まるでちがったおそろしい顔に、かわっていました。

「あっ、魔法博士だっ!」

少年団のだれかが、さけびました。

それは、あのぶきみな西洋悪魔のような、魔法博士の顔だったのです。

「アハハハ……、どうだ、おどろいたか。わしじゃよ。わしは山小屋のじいさんにばけて、きみたちのやってくるのを見はっていた。