Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Leggi おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 194.415 caratteri · 391 schermate

Aozora Bunko

小林君、お礼をいいます。よくそこまでやってくれた。」

波野さんは、人のよい笑い顔で、心から小林君をほめてくれるのでした。そのとき、井上君のおじさんのトキワ館の主人が、口をはさみました。

「さすがは、少年探偵団の団長だね。おじさんも感心したよ。それじゃ、ほかのことも、きみには、わかっているんだろうね。ニワトリが盗まれたことだとか、牛が足をおったことだとか、畑に、大きな穴があいていたことだとか、それから、きみたちのうちふたりが見た、白犬が、つかみあげられたことだとか……。」

「みんな、うそっぱちですよ。」

小林君が、そくざにこたえました。

「ニワトリは、ちょうど巨人の腕がやぶりでもしたように、鳥小屋を大きくやぶって、盗んでいっただけですし、牛は、ただ、なにかで足をなぐって、立てないようにして、空からおとされたように見せかけたのだし、畑も、シャベルかなんかで、巨人がつかみとったようなあとをつけたのですよ。

それから、井上君とノロちゃんが見た白犬も、手品だったのです。きっと、こんなふうにやったのだと思います。わるものが白犬をつかまえて、黒い、ほそいひもか、針金でしばり、自分はあの森の、いちばん高い木のてっぺんにのぼって、ふたりが通りかかるのを待ちかまえていたのです。