Classici giapponesi con furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Leggi おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 194.415 caratteri · 391 schermate
。きみが、はくじょうしても、けっして、みんなが、しからないようにたのんでやるから、といって、いっしょうけんめいに、ときつけたのです。」
「うん、えらい。さすがは明智先生の弟子じゃ。それで?」
分署長さんは、感心したように、ことばをはさみました。
「幸ちゃんは、二時間ぐらいたって、やっとはくじょうしました。わるものに、たくさんお金をもらって、あんなおしばいをやったのです。あの晩は、近くのお百姓の納屋の、わらの中で寝たんだそうです。そして、夜明けまえに、わるものに手つだってもらって、あの高い木のてっぺんへ、あがったのです。そのときわるものが、幸ちゃんの顔や手に、どろをぬったり、きずをつけたりしたんだそうです。そのまえに、幸ちゃんが空をとんだというのは、みんな、わるものに教えられた、つくり話だったのです。……幸ちゃん、ぼくがいまいったこと、ちがっていないね!」
すると、幸ちゃんは、うつむいたまま、また、クシュン、クシュンと、鼻をすすりながら、二度もうなずいてみせました。
「ふうん、そうだったのか。分署長のわしがそこへ気がつかなかったとは、じつにもうしわけがない。