Classici giapponesi con furigana
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あさくさふどき
浅草風土記
久保田 万太郎
Leggi 浅草風土記 (あさくさふどき) di 久保田 万太郎 (くぼたまんたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 162.294 caratteri · 318 schermate
最初に来るのがぐうたらなすれッからし、つぎに来るのが新しい女、そのつぎに来るのが改良剣舞とかけおちをして来た田舎もの、あとにまだ二人出て来るんだそうだがそれッきりしか話さなかったから分らない。が、それだけ聴いたところではいつかの「おせつ」の焼直しをやったときのような失敗はなかった。「新しい女」を除いては、そのぐうたらなすれっからしも、田舎ものも、かなりはッきり感じられた。勿論まじりッけなしの、まぜものなしの、消えた艶の冷めたく澄んだ味はなかったが、これだけこなせれば、いまなら真打の候補者にかぞえてもいいという位の程度の話し口は感じられた。
が、「新しい女」でみごと矢っ張失敗した。結句いかんなくぶち壊した。当人のつもりじゃァ、いっぱしあれでモダンガールをうつしだしたつもりかも知れないが、わたしにいわせればあれじゃァ「青踏」時代の、青い酒赤い酒全盛時代の、いまはすでに古き「新しい女」にもなっていない。あれじゃァ何のことはない「日の出島」の雲岳女史だ。いまをさる三十余年前の「新しい女」だ。
伯龍君、もし君が金語楼と遠慮のない附合をしているんだったら、わるいことはいわないからそういってくれ給え、すくなくもいまのモダンガールは、決してそんな横っ腹へ古風に両手をなんぞあげたり「いやしくも大日本帝国の婦人が……」