Classici giapponesi con furigana
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あさくさふどき
浅草風土記
久保田 万太郎
Leggi 浅草風土記 (あさくさふどき) di 久保田 万太郎 (くぼたまんたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 162.294 caratteri · 318 schermate
観音堂附近
一
が、いまわたしが昔ながら(わたしにとってはそうである)の「仲見世」を通って感じることは絵草紙屋のすくなくなったことである。(そのなかで最も大きかった清水屋……伊藤君のその店にしていまでは「中央公論」「改造」を二三百ずつもさばく書店になってしまったのである)豆屋、紅梅焼屋の以前のように目につかなくなったことである。(数のうえでも豆屋は絵草紙屋とともにすくなくなった)「木村屋」を真似た名所焼の店のほうぼうに出来たことである。――そうして「武蔵屋」が衰え「伊勢勘」のさかえたことである……
由来そこは外のほうぼうの霊場がもつようなことさらな「名物」はもっていなかった。「煎豆」があり、「紅梅焼」があり、「雷おこし」があったといっても、それらは直接「観音さま」に関聯する何ものも持たなかった。それはただ「仲見世」あるいは「雷門」附近をえらんで店舗をもつにすぎなかった。――と、たまたまパン屋の「木村屋」あって「名所焼」を売りはじめた。わたしの記憶にもしあやまりがなければ、いまから十五六年まえのことである……
観音堂附近
一
それはただ在来の人形焼……で思い出したが、そのずっと以前、広小路の「ちんや」