Classici giapponesi con furigana
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あさくさふどき
浅草風土記
久保田 万太郎
Leggi 浅草風土記 (あさくさふどき) di 久保田 万太郎 (くぼたまんたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 162.294 caratteri · 318 schermate
二
最後の茶でもいれろというくだりで、どういうつもりか、そういう代りに茶を一服立ててくれといったものだ。あきんどのうちでその註文は雲上すぎる。……それともう一つ、あたりまえの茶でなければ嫁と舅とのその場合のくつろぎも出ないじゃァないか。――そうだろう、君?……
円蔵の「お血脈」はこの人なんぞのやる噺じゃァない。この噺をするには、この人、あんまり「色気」がありすぎる、「表情」がありすぎる、「野心」がありすぎる。この人なんぞのやる噺じゃァないということは、はッきりいって、若い人なんぞのやる噺じゃァない。それこそもう枯れ切ったとしよりが、みじんもあてぎなく、なかばお役のかたちに、どうでも勝手にしろといった風にやってこそ聴くほうはおもしろい。自分からおもしろがって、嵩にかかってはなしたんじゃァ聴くほうはつまらない。
二
文楽は「品川心中」を高速度で片附けた。手ッとり早くばたばたとせんこ花火のようにいそがしく饒舌った。なぜ、この人、「間」というものをもたないだろう? もてない人とは思わない。「味」もあれば「つや」もある人だけに惜しい。
文治は「一つ穴」で車輪にヒステリーの女の説明をした。