Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 230.599 caratteri · 458 schermate
その後お母さんお元気です。友ちゃんもやつれすこし恢復しました。達ちゃんは修理の方の由です。修理の一番こわいのは、前進してゆく後から故障車を収容してゆくときだって。さもありなん、ね。でも対手が人でなくて車だから気持はいざとなればちがいましょう。
こんどは達ちゃんもおかみさん子供もあっての出征で、万々ガ一、どんなことがあるかもしれないから、分家戸主の届けをしようと云っていらっしゃり、それはいいでしょう。友ちゃんや輝が、それで直接の関係が明瞭になりますから。
あの町の一部は、徳山の一番にぎやかな通り、駅から出て丁の字に大通りにつき当るでしょう、あすこのどこかね。
このあたりには、むずかしい名の山や河や池があること。たとえば室積で机買ううちをセイキ、セイキというのよ。どうかくのかまるで見当つかず。清木ですってね。このお手紙の小山の名、何とよむの? 岐山きやま?
寮歌はやはり昔ながらでしょう、その昔ながらというところに一つのセンチメンタルなよさがあるのではないの? 高校と云えば松山ゆきも実現いたしませんね。柳井から高浜までたった四時間半ぐらいなのにねえ。