Classici giapponesi con furigana
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くろだじょすい
黒田如水
吉川 英治
Leggi 黒田如水 (くろだじょすい) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 163.639 caratteri · 325 schermate
新しき石垣組の線は高く美しく築かれてゆき、天守閣が建つ所の鑿の音や手斧のひびきは、摩天の丸太足場に、時代の黎明の来るのを、この国にも告げている。
しかし、普請は普請、戦いは戦いで、こういう間にも、秀吉を中心とする、以後の中国攻略は、片刻も休んではいない。
二月、官兵衛は秀吉と諜し合わせて、児島地方に使いし、岡山の浮田直家に会い、共に企策して、毛利家との境に、幾つもの城塞を築かせ、まず境を固めて、児島地方の一勢力高畑一族を味方に説き降して帰った。
帰るやまた、普請を見、ふたたび出ては、秀吉の軍に従い、英賀城の三木通秋を攻め、長水山の宇野政頼を陥し、山崎城の宇野祐清をも討伐した。
六月、初めて、これらの掃討戦は一段落した。播州但馬の二国に亙って平定を見たのである。
姫路の城も、ほぼできた。秀吉は、三木城に、舎弟の羽柴秀長をのこし、そのほかの士馬全軍を移して、爾後、姫路の新城を根拠とすることになった。
この山の草分けである官兵衛の父宗円は、さすがに回顧のなつかしさ切なるものがあるらしい。彼は最後の最後まで、旧館の一棟に住んでいたが、いよいよ秀吉が移ることとなったので、官兵衛の妻子眷族とともに、御着の城へ引っ越した。