Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
くろだじょすい
黒田如水
吉川 英治
Leggi 黒田如水 (くろだじょすい) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 163.639 caratteri · 325 schermate
この春以来、御着の城は空家になっていたのである。なぜならば、赤松氏以来、そこに住んでいた黒田家の主筋の人たる小寺政職やら老人たちは、あれほど官兵衛が、
(時代はかく成りますぞ)
と、あらゆる忠諫と、身を以て、この主家の動向を過らすまいと努力したのにかかわらず、その官兵衛を荒木村重に売り、村重と呼応して、再度、節義を変え、信長に反き、あらゆる妄動と醜態を世に暴露してしまった。
ところがたちまち、村重は滅ぼされ、恃む三木城も陥落し、俄然、足もとの危急に気がつき出している所へ、
(官兵衛が姫山へ帰って来た)
と、聞えたので、元より何らの実力も信念も持たない小寺政職以下、詐謀、日和見の偽装でこれまでようやく通って来た老臣たちも、すわと怖れをなし、あわれ主家は主家、彼らは彼ら、一夜のうちに御着を捨てて、みな思い思いの地方に逃亡してしまったものである。
「四散した旧主の城へ移り住むのも心苦しいが……」
と、宗円は好まぬふうだったが、官兵衛から、しばらくのご辛抱ですからと慰められて、ぜひなく、そこへ移って行った。
七月初旬。――秀吉は新城にくつろく遑もなく、またすぐ軍をすすめて、因幡、伯耆の国境に転戦した。