후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
ことに他ならない。ドイツ的な文化観念はナチ的な「ドイツ文化」の観念の母胎だったわけだ。ナチの文化政策はだから、決して詭弁をばかり弄しているわけではないのである。
ナチの「ドイツ文化」は、従来のドイツ文化哲学の伝統による文化というものを尺度として計る時、決して文化水準が低いとばかりは云えないのである。問題はそのドイツ文化的哲学「文化」なるものによって計られるべき文化哲学的な文化水準が、果して本当に文化を正当に量り得る文化のバロメーターかどうか、ということに帰する。
ドイツ文化哲学による文化にとっては、実を云うと、文化的自由とか文化的進歩とかいうことは、何等実質的な意義があったのではないのである。夫は全く名目的な又は全く形式的な商標に過ぎなかったのだ。文化的自由ということは要するに教養があるということであり、文化的進歩ということは要するに学殖があるという類いのことなのである。それをドイツ文化哲学のエティケットとして、自由と呼び進歩と呼ぶに過ぎない。政治的自由は素より、文化的自由さえがどうでもよいのだ。政治的進歩は素より文化的進歩さえがどうでもよい。単に「文化そのもの」