일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せかいのいっかんとしてのにほん

世界の一環としての日本

戸坂 潤

戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면

아오조라 문고

文化的自由や文化的進歩というのが教養や学殖のことにすぎなかったとすれば、之は要するに思想ではなくて文献学的知識にしかすぎなかったのは当然だ。処が吾々はルーズにも、これまで、こうした文献学的・学究的・水準を思想水準だと考え、従って之こそ当の文化水準だと考えて来たわけだ。で、もし文化水準というものを文献学的水準と考えるなら、思想的に如何になっていない文化でも、やはり文化的に高水準を保つものと見えるのである。従って思想的に非文化的反文化的なものでも、なお文化的に見えることは、不思議ではないのだ。

ナチ文化の文献学的水準は、果して従来通りの高さと信用とを保つことが出来るかどうか、それさえが実は疑問だろう。本当に文化の政治的な自由がなく、本当に思想水準の高さのない処に、つまり似而非道徳と英雄的センチメンタリズムとの世界に、実証的な有効な文献学的研究さえうまく行くかどうかは、元来問題だ。だがそれはとに角として、ドイツの従来の文献学的水準の高さを以てしても、なお思想的なガラクタ文化に満足出来るものだという点が、教訓に富んでいるのだ。文化に於ける文献学的・学究的水準・と思想水準とは、別なのだ。