후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
12 神聖文化論
一 神聖科学
――今日の「文化の危機」はここにあるのだ。文化の擁護のためにはこの点を見ねばならぬ。
(一九三六)
12 神聖文化論
一 神聖科学
三枝博音氏の文章を久しぶりで読んだという気持ちが私はする(「科学とイデオロギー」――『中央公論』一九三四年六月)。なぜかというと、三枝氏は一方篤実な研究家であるのだが、私はそれよりも一個の思想評論家であるところに、寧ろ氏の本領があるように兼々思っているので、色々の評論雑誌に時々のる同氏の文章に、私は活動的な友人三枝らしさを感じるからである。
この文章は、イデオロギーという言葉とその実体との変遷を述べ、次いでこれを頼山陽の「勢」と「人」との関係について、又物徂徠や太宰春台の学問観について、説明している中々面白い読物だ。科学を肯定的な意味におけるイデオロギーとして理解しないと、科学の真理の客観性が他ならぬ「科学の運動性」の内にこそ存する、という一つの根本的な真理が判らなくなる、というのがその結論である。科学の有つべき真理性の出処が、形而上学故に固定して考えられた所謂「客観的妥当性」などにあるのではなくて、現実の認識を前進させる処の、もっと実際的な機能の内にあるべきだというのである。