후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
処で氏がここで或る一つの主張をねらっているということを見落としてはならぬ。学者が学問に泥み、「学の蔽」(山鹿素行『聖教要録』)を覚らず、学が「知の戦」(西周『知論』)であることを忘れるという欠陥が、科学のイデオロギー的性格を忘れたことから来る一つの重大な結果だというのである。氏は科学の本質をイデオロギーだとすることによって、神職的な学者同業組合によって神聖化された科学をば、世俗的な坊間のものにまで引きおろす。天上からこうして地上にまで引きおろされたものが、科学の本当の面目だということになる。
例として哲学や社会科学を考えていいのであるが、科学というと何かギルド風にきまったテーマの選択や解決法があってそれから又無意味に生硬な言葉や気取った紋切型のいいあらわしで書いたり喋ったりすることでもあるかのような迷信が、今だに専門家にも素人にも共通している。そういうマニエールを離れると、其の実質的に必要な内容如何と関係なく、科学は科学らしさを失うもののように、今だに考えられている。――だがそんなものは科学でも哲学でも何でもなくて、単に超世俗振りで勿体振った悪趣味なそれ自身俗物的な一風俗に過ぎない。