일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せかいのいっかんとしてのにほん

世界の一環としての日本

戸坂 潤

戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면

아오조라 문고

雑誌ならば出版資本家そのものの手に渡る前に、賢明なる編集者達の手によって技術的にチャンと発禁は防止されるような機構が完備している。『改造』の山本実彦社長によると総合雑誌の売行きは発売の三日間に六五乃至七〇パーセントだから、たとえ一部削除でも打撃は徹底的だというのである(『ブック・ガイド』一号)。だからして、実際に発禁に会うような場合は、余程何か新しい事情が発生した時に限ると見ねばならぬのである。

例えばレーニン勲章受領作品として有名なオストロフスキーの『鉄は如何に鍛えられるか』が発禁になったが、之は二つの出版業者から殆んど時日を同じくして出版されたものであり(一方は『鋼鉄は如何に鍛えられたか』となっている)どっちも出版営業上自信たっぷりだったものである。少なくともそれ程安全と思われたものが、意外にも発禁となったのである。田中事務官の言葉によると、「あれは単に記録に過ぎないとは云え、影響が余りに生々しいから禁止したわけで、禁止する迄には四五回も慎重に審査し直したのだ」ということだ。だが聞く処によると別にどこがいけないというのではなくて、全体としての影響がよくないという理由だそうだから、之は今迄の発禁の際の不良個所指定の習慣から云って、新しい例外に類するものなのだ。