일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せかいのいっかんとしてのにほん

世界の一環としての日本

戸坂 潤

戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면

아오조라 문고

少なくとも一頃は、東京や大阪の一流大新聞だけを読んでいては、日本の社会のことは殆んど呑み込めなかったと云っても云い過ぎではないのだ。

尤もこう云っても何も二流新聞は新聞らしい使命を果しているということにはならぬ。一体従来対立していた連合通信社と電通とは外務省・軍部・其の他の肝煎りで三六年に這入ってから、合併して同盟通信となったのだから、日本の通信社は単元化されて了ったわけだ。外国特派員や外国通信社によるニュースは別として、それ以外の要点に触れたニュースは事実上官報のように統制されて了ったのだ。それでなくても、今日の新聞は大体どれを見ても同じニュースが同じ調子でしか書いていないので、その著しい例は「コム・アカデミー」の検挙に関する報道であって、どの新聞を見ても言葉つきまで一致しているのである。之は明らかに検察当局が通信社の記者にディクテートしたに相違ないのだが、それから見ると通信社提供のニュースの官報振りなどは、無理ではないので、而も二流新聞であればある程、この点利き目があるわけだ。それにこの同盟通信なるものが、スペイン動乱のニュースを聞いてもよく判るように、甚だ立場が公平でなく、いつも反軍の建前に沿った報道ばかりを心掛けている底の代物なのだ。