후리가나로 읽는 일본 고전
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せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
戸坂 潤의 世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,338자 · 422화면
29 ラジオと大学教育
政党物としての所謂政治に色眼を使わないというポーズによって、一般に政治なるものに対して無垢だというように、世間に向かって何食わぬ顔をしていたのだが、夫は実に或る一定の支配者政治にひそかに秋波を送るための擬装に他ならなかった。この秋波の相手が何であるかは今更ここに云う迄もなく、世間に知れ渡ったことだ。それは朝の修養の時間から所謂講演に至るまでを一二日分聴けば判ることである。ただこの相手は、社会大衆党派の資本主義修正案の内にさえ、民衆の政治的動向を気づかずにはおけぬ程に、嫉妬深い旦那なのである。ジャーナリズムとしての独自性を殆んど全く有つことなしに生きているこの日本ラジオは、実に悪い旦那を有ったものである。
(一九三六)
29 ラジオと大学教育
ラジオが教育と直接関係を有つのは、教授手段としてである。講演も一つの教育乃至啓蒙の目的を有つものと考える限り、一切の講演はラジオという手段でその要点は用を足すことが出来る。講演者の顔や姿を見たいという場合はこの際問題外で、それは講演の本質にぞくするよりも寧ろ演技か何かの一部分だろう。少なくとも教授手段としての講演の要素ではない。