후리가나로 읽는 일본 고전
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こじきものがたり
古事記物語
鈴木 三重吉
鈴木 三重吉의 古事記物語(こじきものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 96,723자 · 191화면
大長谷皇子は、その前から、この都夫良の娘の訶良媛という人をお嫁におもらいになることにしていらっしゃいました。皇子は今どんどん射向ける矢の中に、矛を突いてお突ッ立ちになりながら、
「都夫良よ、訶良媛はこのうちにいるか」と大声でおどなりになりました。
都夫良はそれを聞くと、急いで武器を投げすてて、皇子の御前へ出て来ました。そして八度伏し拝んで申しあげました。
「娘の訶良媛はお約束のとおり必ずあなたにさしあげます。また五か村の私の領地も、娘に添えて献上いたします。ただどうぞ、今しばらくお待ちくださいまし。私がただ今すぐに娘をさしあげかねますわけは、昔から臣下の者が皇子さま方のお宮へ逃げかくれたことは聞いておりますが、貴い皇子さまがしもじもの者のところへお逃れになったためしはかつて聞きません。私はいかに力いっぱい戦いましても、あなたにお勝ち申すことができないのは十分わきまえております。しかし、目弱王は、私ごとき者をも頼りにしてくださって、いやしい私のうちへおはいりくださっているのでございますから、私といたしましては、たとえ死んでもお見捨て申すことはできません。