후리가나로 읽는 일본 고전
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こじきものがたり
古事記物語
鈴木 三重吉
鈴木 三重吉의 古事記物語(こじきものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 96,723자 · 191화면
三
志毘はひとりでつけあがって、われわれをもまるで踏みつけている。われわれのお宮に仕えている者も、朝はお宮へ来るけれど、それからさきは昼じゅう志毘の家に集まってこびいっている。あんなやつは後々のために早く討ち亡してしまわなければいけない。志毘は今ごろは疲れて寝入っているにちがいない。門には番人もいまい、襲うのは今だとお二人でご決心になりました。そしてすぐに軍勢を集めて志毘の家をお取り囲みになり、目あての志毘を難なく切り殺しておしまいになりました。
三
お二人はもはや、お年の上でも十分おひとり立ちで天下をお治めになることがおできになるので、順序からいって、お兄上の意富祁王が、まず第一にご即位になるのがほんとうでした。しかし、命は弟さまに向かって、
「二人が志自牟のうちにいたときに、もしそなたが名まえを名乗らなかったら、二人ともあのままあそこに埋もれていなければならなかったはずであった。お互いにこんなになったのもみんなそなたのお手柄である。それで、私は兄に生まれてはいるけれど、どうかそなたからさきに天下を治めておくれ」とおっしゃいました。袁祁王はそのことだけはどこまでもご辞退になりましたが、お兄上がどうしてもお聞きいれにならないので、とうとうしかたなしに、第一にお位におつきになりました。