일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんぺんちゅうしんぐら

新編忠臣蔵

吉川 英治

吉川 英治의 新編忠臣蔵(しんぺんちゅうしんぐら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 337,181자 · 676화면

아오조라 문고

そのまま、二つの体が弓形になって、だだだだと、後へよろめいた。右衛門七は、声も出せない。

物蔭から飛鳥のように走り寄った与五郎が、うしろへ廻ったことを男は知らなかった。与五郎はいきなり、男の耳たぶを平手で強く撲った。拳よりもそれは痛かったに違いない。鼓膜がやぶれたかと感じたように、右衛門七への手を放して、

『あっ……』

と、男は身を避けた。

その襟がみへ与五郎の手がすぐ走っていた。どう投げたか眼にもとまらないうちに、溝の中から泥水がサッと刎ね上った。

『――待てっ、おのれっ』

泥溝鼠のような全身を上げて、男は、溝の底から呶鳴った。

そして、往来へ這い上ると、彼方へ逃げてゆく二つの影を追って、

『自身番っ、自身番っ』

と呼び立てながら、屈せずに走りつづけて行く。

回向院横の薪屋の角まで来ると、

『新見じゃないか』

『お! 清水』

『なんだ、そのざまは』

『いや、対手が二人だ』

『二人にもせよ』

と苦笑をゆがめる。

何処か他出した帰りらしいのである。清水一学は、眉深に編笠で顔をつつんでいた。一学ばかりでなく、今、吉良殿の身辺を守っている重要な浪人組として邸内に住み込んでいる者は、すべて自分達のすがたも赤穂浪人へ対して偽装するのを必要と考えていた。