후리가나로 읽는 일본 고전
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しんぺんちゅうしんぐら
新編忠臣蔵
吉川 英治
吉川 英治의 新編忠臣蔵(しんぺんちゅうしんぐら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 337,181자 · 676화면
覗き見
『アア、温もってきたな』
『右衛門七、指角力来い』
『指角力、よし、主税どのには、負けませんぞ』
そこからは、大きな笑い声が、時々、爆発するようにわき揚っていた。
覗き見
厨で働いている飯炊き僧が、顔をあつめて、囁いていた。
『――あの衆の中に、たんだ一人、女子が交っているぞ、女子が』
『ばかを云え、復讐の浪士方の中に、何で女が交っているものか』
『いや、ほんに』
『そんな事はないというのに』
『じゃあ、そっと、覗いて来たがよい』
『どこに居る? ……』
『あれ……あの囲炉裏のそばにかたまっている浪士衆の中に……指角力をやって負けたらしい、ほんのりと、紅い顔している十七、八の若衆』
『ふム、なる程』
『あれや、男じゃあるまい――男のすがたはしているが、どう見ても、女子じゃろうが』
誰も皆、そう信じ出した。
女がいるという言葉が、忽ち、ふだんは冷寂な――今は殺伐な――この寺内に異様な衝動を起したらしい。番僧たちが、いり代り立ち代り、その炉のある部屋を覗きに来るのだった。
騒がしいので、高弟の則地が、厨を見廻って来て叱った。
『何を覗いているのだ、ばかっ』
『浪士衆の中に、女が居りますぞ』