후리가나로 읽는 일본 고전
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しんぺんちゅうしんぐら
新編忠臣蔵
吉川 英治
吉川 英治의 新編忠臣蔵(しんぺんちゅうしんぐら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 337,181자 · 676화면
降り流す夜
こう四藩の総人数――千四、五百名という人員が、伯耆守屋敷の表門を中心に、塀の陰や道路の向い側に彳んだ儘、夕刻から亥の下刻(十一時半)へかけてズブ濡れになって立っていた。
『まだかのう』
『まだらしい』
『何をして居るのだろう』
『邸内の事はさっぱり分らぬ』
合羽の下まで雨は透ってくるし、それに、手も脚も性が無くなるほど寒い。
お預けとなる浪士四十六名の割当ては、
細川越中守忠利へ 十七人
松平隠岐守定直へ 十人
毛利甲斐守綱元へ 十人
水野監物忠之へ 九人
と云う上命であった。
これはそのお預け人受取の四藩の人数なのだ。細川藩だけでも、七百名に近い人員を繰出して、万一の変に備えたのである。
その細川家に対して公儀から、
(御預け人を預けおく)
と云う命令の出たのが、昼間の二時の頃だったので、それから遽に家中の大支度となり、夕刻までに泉岳寺へ向うと、急にお預け人は伯耆守の屋敷で渡すという幕命の模様変えとなったので、豪雨の中を又西久保まで行き、晩の十時には渡されるらしいと云うので辛抱していたのが、いつまでも、沙汰はないし、雨はいよいよ降り募るばかり……。