후리가나로 읽는 일본 고전
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しんぺんちゅうしんぐら
新編忠臣蔵
吉川 英治
吉川 英治의 新編忠臣蔵(しんぺんちゅうしんぐら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 337,181자 · 676화면
蔭の者
が関の山で生涯を送ってしまうぞ。……おれは、おぬしの友達として、最後にいうのだ、何っ方でもいい、向いた方へ、郡兵衛、衝き抜いて生きてゆかなければ嘘だぞ』
『ありがとう』
皮を剥がれた犬のように細くなって、郡兵衛は悄然としたが、また、顔を上げて、
『そう云ってくれるのは、安兵衛、おぬしだけだ。忘れない。おれもきっと、生きてゆくからには、世の中でいい事をやるよ。……だが、この酒は、せっかく自分の気持をこめて来たものだ、どうか、御一同にあげてくれ』
『救えない男だ。――郡兵衛、うるさいから、早く帰れ』
『じゃあ、置いてゆくぞ』
『馬鹿っ』
安兵衛は、とうとう癇癪を破って、唾のように、烈しい語気を、郡兵衛の上から浴びせた。
『亡君の御墓所へ行っておゆるしをうけて来い。貴様は、おれたちに酒を持って来ることを知っているなら、なぜ今朝、共に、御墓所の雪を掃かなかったか。……いくら偽面を被っても、君侯の御墓まで欺くことはできないのは、まだまだ貴様が善人らしいところだ。ほかの者に見つかると殴られるぞ。つべこべ云わずに、はやく行け。帰れっ』
そして安兵衛は、無遠慮なこえを出して、厨の僧たちへ呶鳴った。